昨日、千葉県成田市の地で公益社団法人日本青年会議所(日本JC)の地区事業説明会が開催されました。全国に697存在する青年会議所を10地区に分けて、日本JCの2017年度体制と事業計画を説明し、もって各地青年会議所から出向者を募るための説明会です。
私は次年度は日本JCのブランディング会議という総務広報系の会議体に出向させていただきます。そこの副議長という大変ハードな職に就く渡辺久夫専務理事(2016年度、2017年度は副理事長)のサポート役のような立場として出向します。
次年度の取り組みは、これまでの文脈から考える必要がある
渡辺専務は副議長という立場で出向しますが、茅ヶ崎JCでいうところの「委員長」のような職務になります。つまり、事業の企画立案・進行を管理するなどを担います。
そのため、現在2017年度に向けて事業の企画立案をしているのですが、それがなかなか難しいお題です。青年会議所をブランディングする、というものだからです。
このブランディングというのは、いざ取り組もうとするとすごく難しいもの。
皆さんのお仕事についてブランディングってなされていますでしょうか?そもそもブランディングって何なんでしょう?
誰にとって、どのような価値を提供するイメージなのかが大切なのですが、老若男女、国籍、家庭環境、仕事、価値観など様々な人が1億人以上いるこの国で、共通の価値の提供というのは土台無理な話で、ブランディングをするならば具体的な対象者を想定しなければなりません。
他方で、この対象者は0ベースで考えてはならないはずです。というのも、例えばいきなり「日本に住む外国人に対して発信をおこなう」ということをしようとしても、まずはチャンネルの開拓だったり、信頼関係の構築など、やるべきことが非常に多く、たった1年でできることは限りなく0に等しいからです。
ということは、これまでの取り組みや、既存のつながりから考えていくしかありません。
「引き継ぎ」の目的はここにある
このように、これまでの取り組みや既存のつながりを前提として、ブランディングを考えるからこそ、これまで以上の発展が期待できます。これが引き継ぎの意味です。
引き継ぐためには、
過去の取り組みを整理する
過去の反省点などを理解する
既存のつながりを理解する
既存のつながりを自分のものにする
ということが大切です。
ここまで出来て初めて、2017年度の取り組みが2016年度の発展版として展開することが可能になるわけです。
11月例会の目的は、「発信面での引き継ぎ」にある
明日、茅ヶ崎JCでは11月例会を開催します。前段では定時総会をおこないますので、ここは組織としての義務を粛々と実施することになりますが、後段では、今年度委員長たちによるパネルディスカッションを行います。
このパネルディスカッションでは、今年度の事業を振り返り、各事業についてどうすればより効果的な発信ができたのだろうか?ということを考える場とします。
この目的は、上記で書いた通りです。つまり、2017年度の取り組みを2016年度の発展版として展開するためです。
茅ヶ崎JCでは2017年度の人事が確定し、水面下で2017年度の事業の計画が始まっているのですが、この計画段階の時期だからこそ、引き継ぎが最も大切な意味をなします。
先日、「引き継ぎは、それを経験したものから率先して提供すべきものである」というお話を岩澤理事長が理事会の場でされました。つまり、2017年度に委員長職を担う人が2016年度の委員長に話を聞きに行くのではなく、2016年度の委員長職を担った人が、2017年度の委員長職を担う人たちに率先して引き継ぐ必要があるということです。
茅ヶ崎JCでは、今年も実に多くの事業を行ってきました。
その事業が本質的に効果的であったかどうかは、次年度の事業の成果にかかってくる。そのことを岩澤理事長は再三にわたってお話をされてきました。
そういう意味で、11月例会は大変重要なもの。
最後の最後まで、委員会一同準備をがんばります!
北川
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