2016年2月17日水曜日

委員会では、委員会でしかできないことを|焦点を絞る



委員長という役に就かせていただいたのは、2015年度が初めてだった。地域コミュニティ創造委員会という、いわゆる事業系委員会を担当させていただくことになった私のチームは、最終的には15名の大所帯に。

1年間かけて学ばせていただいたことの一つに、会議運営のやり方。

どこまでを準備し、委員会では何をするのか。報告なのか、討議なのか、決定なのか。そういう意識的な振り分けをして、実際におこなうために、どんな準備が必要になるのか。これらが会議運営で学んだこと。

また、「わからないことを敢えてみんなでインプットする」ということも意識共有をするためには必要で、たとえば先日は、委員会に高橋副理事長にお越しいただき、私たち総務広報委員会のミッションの一つである「行動指針の改訂」について、これまでの経緯についてレクチャーをいただいた。

ひょっとすると、高橋副理事長からお話しをお聞きしておくのは委員長である私だけでもよかったかもしれない。けど、あえて委員会にお招きしたのは、意識の共有をしたかったから。
行動指針の改訂と聞いたとき、「面白そう!」「やってみたい」と思う人は、ほとんどいないと思う。だから、私だけが行動指針についての経緯を学んだところで、委員会のミッションにはならないと考え、わざわざ高橋副理事長にお時間を作ってもらうことにした。

これが必ずしも一番良い方法ではないと思うけど、こういうのは昨年の私にはできなかったことの一つだと思う。


JCをやっていると、特にスタッフとして活動することになると、メンバーの温度差に悩むことが少なくない。けど、それはある意味で当然のことで、温度差がないことの方が気持ちが悪い。どこに関心を持ってもらい、どこにコミットしてもらうのか。白紙で協力して、のスタンスであれば、協力したくてもできない。これも昨年痛感したこと。

このような一つ一つの学びは、たぶん教科書をどれだけ読んでいても自分の力にはならなくて、こうやって一緒に活動できるメンバーがいて、実際に悩むことができるから、はじめて成長につながる。

委員会運営も、本当に奥が深い。

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