2016年6月15日水曜日

議案を書く、担当に頼る、委員会メンバーと構築する

JCに入ったら、チャンスがあるなら一度は委員長をやった方が良いです。
JCに入会してから4期目、幾度となく耳にしてきた言葉です。そして、今では私もそう思います。



委員長というのは、毎月開催される様々な例会を担当する委員会の長を指します。
毎月の例会は、委員会ごとに持ち回りで主催していくのですが、その内容を議案として作成し、理事会で審議を得るために戦うのが委員長という職です。

委員長職の大変なところは、これだけではないのですが(これは5割くらいかな)、これだけでも結構大変です。

たとえば、青少年育成事業としてキャンプを企画するなら、


  1. なんで青少年育成事業をしなくちゃならないのか?(背景)
  2. その事業の具体的なGOALはどこにあるのか?(目的)
  3. 目的を達成するためにどんな事業を企画するのか?(手法)
  4. その手法が目的達成のためにどの程度有効だったのか、いかにして測るのか?(検証方法の設定)

について事細かに、実際に使用する資料(配布物やお礼状、収支予算を裏付ける見積書の取得)についても全部用意して、予定されている期間内に完成させていくプロセスを辿ることになります。すっごく時間も使うし、大変です。




最初は、このプロセスを追っていく時間的な感覚に苦労し、締め切りに追われる日々になるのですが、徐々にそのリズムをつかめてくると、議案の中身を掘り下げたり、委員会メンバーに協力を促したり、工夫を盛り込む余裕が少しだけ生まれてきます。

この議案作成のプロセスを1年間やると結構なトレーニングとなります。


このプロセスの中で最も大切なところはどこか?と聞かれれば、私は「GOAL設定が正しいかどうか」に尽きるように感じています。

GOAL設定は、事業の実施背景を吟味し、リソースとして与えられている「時間」「予算」「メンバー数」、他の事業との関わりの中で、最もベターなGOALを設定することを指します。
このGOALが最適かどうかが考え抜かれていないと、そのあとの手法の検討をいくらしてみても、その手法が良かったのかどうかの検証がうまくいきません。その結果、翌年度に引き継がれるものが乏しくなり、組織としての運動が発展しないことになります(それでも当該委員長やメンバーにとっては学ぶことは多いことには違いありません。)。

このトレーニングを積んでいると、あらゆる計画にGOALを考える癖が身につき、必要と不要の判断(優先順位の判断)がつくようになって、レベルアップする気がします。


だけど、時々(?)このトレーニングが本当に勘弁してほしいと思うくらいにしんどく思うことがあります。僕は結構そういうときが多いのですが(笑)、そういうときのために「担当」(=直属の上司)という存在が助けてくれるようにできてます。
困ったとき、この担当が一つの筋道を示してくれたり、ミスを指摘してくれるから何とかこのトレーニングを切り抜けられるんだと思います。

だから、せっかくJCに入ったなら、委員長をやる機会に恵まれるようであれば、ぜひチャレンジしてほしいと思います。


0 件のコメント:

コメントを投稿