青年会議所の活動の一環として、「出向制度」というものがあります。神奈川県にある21の青年会議所からの出向者で組織される「公益社団法人日本青年会議所関東地区神奈川ブロック協議会」、関東地区にある158の青年会議所の出向者で組織される「公益社団法人日本青年会議所関東地区協議会」、日本全国の青年会議所の出向者から組織される「公益社団法人日本青年会議所」など、全国のメンバーの様々なつながりが生まれる場でもあります。
そんな出向制度を経験したメンバーは何を感じているのか?茅ヶ崎JCのメンバーに順次聞いてみます!
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本年度、神奈川ブロック協議会拡大・アカデミー委員会に出向させていただいております。
神奈川ブロックへの出向は初めてですが、「この委員会に出向させていただき本当に良かった」と思う出来事が、これまで幾つもございました。
前回の安武君や米山君同様、県内各地の他LOMの方々との出会いは得難いものと感じていますが、私は別の視点でお話しさせていただきます。
拡大・アカデミー委員会は、神奈川県の各LOMの拡大支援や、入会の浅いメンバー向けに研修として講演を行ったり、次代を担うLOMの若者を「かながわ塾生」として研修を行うという委員会の性質上、「JCの内外を問わず、JC活動に限らない人生の先輩のお話しを伺う機会」に溢れています。だいたい毎月一回、このような機会が準備されているので、委員会に参加するだけで、有り難くも大変な刺激です(しかも講演や研修の参加費は無料)。
真ん中のボーズの右が矢部君(通称、やべちゃん) |
個人的には、今年の2月の「拡大セミナー&ベーシック研修」が非常に印象に残っています。
拡大セミナーを担当された上田博和先輩(2010年度日本青年会議所専務理事)が、
「日本男児たるもの、それで良いのか!」と檄を飛ばした時には、男児ではないにも関わらず涙が溢れました。JCの講演で涙が出たのは、この時が初めてでした。
ベーシック研修を担当された相澤弥一郎先輩(2010年度日本青年会議所会頭)の、
「明るい豊かな社会=明るい豊かな自分」とのメッセージ。社会は我々ひとり一人のはたらきで成り立っている。だからこそ、JCを通じて、自分を磨こう、成長させよう。心にストンと落ちた言葉でした。
5月に行われた菅原崇先輩(海老名JC OB)の講演も、大変な刺激でした。交通事故により首から下が不随となってしまった後、想像を絶する苦難と努力の中で司法試験に一発合格されたという経験談には「やると決めたことは、外に出して宣言することが鍵」とのメッセージがありました。(この日も、菅原先輩の真摯さに一人涙。)
私自身、出向先でもLOMも、全ての事業に参加できるわけではありません。
それでも、こうしてJC活動をさせてもらう意味は、我がまち茅ヶ崎の為に微力ではあるけれど何かできたらと思うし、同時に自分自身がJCという場を通して少しでも変化し成長することで、自分をいつも支えてくれる家族や会社の仲間、お客様と社会の為に役に立てる存在として機能したいから。
LOMでの活動自体も、担当委員会であってもなくても、自分自身の内側に変化の波が立つのには十分過ぎる程に刺激的ですが、「身近な周りの人を幸せにしたい」「人の役に立ちたい」と、より強く思うのならば、LOMよりも刺激の大きそうな場所=出向も、一つの手段じゃないかな、と思います。
「positive change」の中身は人それぞれに違うと思うので、実際にどのような変化が起こるかは分かりませんが、その「positive change」の先は、相澤先輩が仰られたように、家族、会社、友人、知人、そして社会へと繋がっているのは確かだと思います。
「全部参加できないから。。。」の逡巡はひとまず置いておいて、「出向しませんか?」と声を掛けていただいたら、「はい!」とお答えした方が、一年経った時に「良かったなぁ」と思える事は確実に多いと思います。
会員拡大情熱委員会 委員 矢部千尋
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